2019年8月10日に発生した常磐道でのあおり運転については、事件発生から現在に至るまでの経緯を含め、知らない人がいないと言っても過言ではないくらい、注目された事件かと思います。
仕事やプライベートで車を運転する人は、いわゆる「あおり運転」に遭遇する機会は増える傾向にありますが、運転者以外の同乗者も巻き込まれる可能性があるんです。
「あおり運転」を始めとした交通トラブルを誘発する原因や対策、あおられた際はまずどのような行動をするべきなのかをしっかりと学んでおきましょう。
あおり運転とは

まず、「あおり運転」とはどの様な運転を言うのでしょうか。
あおり運転(あおりうんてん)は、道路を走行する自動車、自動二輪、自転車に対し、周囲の運転者が何らかの原因や目的で運転中にあおることによって、道路における交通の危険を生じさせる行為のこと。
Wikipedia
ウィキペディアには上記の様に書いてありますが、分かりやすく言うと幅寄せや後方からの異常な接近が代表的なもので、最近では前方での不必要な急ブレーキも「あおり運転」としてメディアで取り上げられる事があります。
いわゆる「あおり運転」は重大な交通事故に繋がる非常に危険な行為。
車を運転する際には、周囲の車の動きに注意しつつ車の流れを阻害しない運転を心掛けるとともに、無理な追い越しや割り込みをしない様にしましょう。
「あおり運転」で取り締まりを受けるケース
メディアで「あおり運転」という言葉をよく聞くようになりましたが、実際に取り締まりを受ける事もあります。
一体、どのような交通違反で切符を切られるのかを大まかにチョイスしましたので参考にしてみてください。
・車間距離保持義務違反(一般道・普通車)
違反点数:1点
反則金額:6,000円
・進路変更禁止違反
違反点数:1点
反則金額:6,000円
・急ブレーキ禁止違反
違反点数:2点
反則金額:7,000円
などなど・・・
「あおり運転」で切符を切られるとしたら上記3種別で取り締まりを受ける事になるかと思いますが、他にも危険運転致死傷罪や暴行罪に該当する事があります。
また、「自動車等を運転する事が著しく道路における交通の危険を生じさせる恐れがあるとき」には、危険性帯有者として点数による処分に至らない場合でも運転免許の停止処分が行われます。
ここまできたらオシマイですね・・・苦笑
あおり運転はなぜ発生するのか

あおる人がいればあおられる人(あおり運転を発生させる原因となる運転をする人)もいる訳ですが、あおる人はどのような心理状態なのでしょうか。
傾向として言われているのは、車はオープンカーを除き密室空間となっておりますが、守られている様な感覚になる事で些細な事でも怒りが現れやすいという事。
「ハンドルを握ると性格が変わる」なんて言葉を聞いたことがあるかと思いますが、上記の様な由来的な部分があります。
そして、車のナンバーでは個人を特定する事ができない点や、背の高い車に乗ると目線が高くなりますから偉くなった気分になってしまうんだそうです。
私はセダンしか所有したことが無いので上記の様な感覚は分かりませんが、なんとも情けない話だなと思います。
そして、個人的な経験だと車(車種)によってあおられる頻度は変わってくるものだと感じています。(良い車だから何をしても良いという訳ではありません。それは上記の様な人と同類です。)
結局あおり運転をする様な人はその程度の人だということですので、もしあおり運転をされたとしても「報復をしてやろう」などと考えず先に行かせる、執拗に追いかけられる等の場合は安全な場所へ車を止めて110番をしてください。
そして、あおり運転をはじめとするトラブルの発生原因として多いものも把握しておきましょう。
・あおり
・割り込み
・クラクション
・急ブレーキ
・自分より小さな車に抜かれる
・追い越し車線での低速走行
「あおった」「あおられた」において代表的な行為としては、車間距離を詰めるというのが代表的ですが、中には無理やり停車させたのち脅迫や暴行を受けるケースもありますので、走行中は周囲の車の動きに注意して車を走らせましょう。
あおり運転を防止するには?

メディアなどでも数々紹介をされていますが、一番有効なのがドライブレコーダーです。
前方を撮影するドライブレコーダーだけではなく、後方や360度撮影できるものなども最近になって発売されていますので、予算に合わせて購入すると良いでしょう。
もっとも、購入するだけではなく装着するのが目的です。
ここからか数あるドライブレコーダーの中からオススメしたい商品を、画質面や価格面などを考慮し厳選した物をご紹介します。
1万円を超える物から1万円以内の物で選んでみましたが、とりえず着けておこうというのであれば1万円以内のドライブレコーダーで十分かと思います。
しかし、駐車監視(駐車場内で停車中も録画してくれる機能)や夜間の明るさを始め、昼夜問わず相手のナンバープレートがはっきり記録される物が良い場合は、はやり1万円を超えるモデルであれば安心ですね。
ちなみに、私は下記モデルを装着していますので、参考にしてみてください。
先程ご紹介しました上から2つ目のコムテックZDR-015の上位機種となりますが、とにかく画質が良い事と映像にすると点いたり消えたりする信号機にも対応しているため、肝心な交差点で「赤だった」「青だった」というのがないので無敵状態です。
値段は高いですが、この信号機の問題が決め手だった様に思います。
まとめ

さて、ここまで「あおり運転」の概要から発生のメカニズム、防ぐためにはどうすれば良いのかという事を書いてきましたがいかがでしたでしょうか?
代表的な防御策としてはドライブレコーダーを装着し、相手に「撮られている」というのを認識させることですが、まずは相手の立場になって思いやりの運転を心掛ける事、そして周囲の車の動きに注意して正しい交通ルールで運転をしましょう。
最後に、私は良い車に乗っているからと言って身勝手な運転をして良いとは思いません。
良い車、いわゆる高級車に乗っていてカッコいい人は、同乗者にも周囲の車にも優しい運転をする所有者の方が、100万倍カッコいいと思っています。
私はそのような運転を常日頃心掛けています。
でも何故かモテないんですけれどもね(笑)
では、また!!